2016年9月2日金曜日

首が傾斜してると体幹が崩れます。たいていの方は椅子に座ると3分もしないうちに脚を組み始めます。

ボキボキしないゴキゴキしない痛くない療法という看板を立てていた頃もありました。

静岡で治療すること18年となります。
私が治療の世界に入る頃の年齢は30代なかばでした。開業当初は検査もおぼつかなのに、治ってしまったりしてました。大変重症な患者さんが来院した時は師匠に診断を仰ぎ、患者さんと共に元気になるために治療を取り組み前へと進んだものです。

今では、静止位置から歩いて動く姿を見てると診断ができてしまうまでの診断能力と技能技術が身に付きました。今の境地になれたのは当時の私が未熟ながらも患者さん共に治ろうとする意気込みがあったのと私を信じて通われたから今があるといえます。

過去当時の自分を振り返ると、開業当初の治療方法と今とを自分なりに比べると10倍も20倍も30倍も差があることを実感します。

開業当初から師匠より言われていたことがあります。
それは『診断あっての治療である』それを18年継続してきたので、観て仮説を立て実際に診ていくと確証を得るので、何をしたら良いか正しい判断を素早くできるようになったため無駄がなくなり患者さんの負担がなくなるので結果、早く良くなるんですよね。それと治療で動きをみて診断できるようになれたのは、2002年からオスグッド研究所を始めたことで身体全体の動きをみて診断することが自然と身についたのでできるようになったのだといえます。



さて、頚椎が歪んで曲がっている方がいます。その方は両肩のどちらかが下がっています。後方背後より背中をみると肩甲骨の位置が左右の位置が違います。診方はどこを基準に診ていくかです。それと人間の多くは二足歩行をします。ですので、足、脚、重要です。


首の悪い方は人間本来の自然な姿勢ができません。脳が視覚情報を基に地面と水平位置を保とうと脊椎の周辺の筋肉を歪めます。左右の肩が揃ってない方は坐骨も揃わないので、平らな椅子に長く腰掛けると3分もしないうちに脚を組み始めます。無意識にする動作には注意したいですね。